妊婦はお葬式に参列できるか

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東京納骨堂葬儀・葬式

妊婦はお葬式に参列することはマナー違反ではありませんが、無理をすると体に負担がかかって周囲に迷惑がかかるので体調の良い時だけにします。参列できない時は事情を手紙などで説明して、お供えやお花を持って行きます。お腹が目立たない時期は喪服でも構いませんが、できるだけお腹を圧迫しない服を着ます。妊婦であれば喪服でなくても、黒や紺色の華美でない服装で大丈夫です。

サテンなどの光沢のあるものは避けて、マタニティ用の喪服を購入すれば便利です。妊婦に冷えは大敵なので、スカートより黒パンツを選びます。さらに黒のカーディガンやストールを羽織ります。夏場でも会場はエアコンを使うので、長時間座っているとスカートでは冷えます。

お葬式は精神的にも疲労が溜まります。妊娠中のデリケートな体には重い負担となることがあり、少しでも異変を感じたら周囲に一言残して、別の場所で体を休めます。女性はお茶出しなど仕事が多いですが、妊婦であることを伝えて身内に任せます。かつては妊婦は火葬場に来てはいけないと言われていました。

これは故人が疫病で亡くなった時に、疲れて免疫力が低下した妊婦が疫病をもらうのを避けるための慣習です。現在もお葬式には出て火葬場には行かない人が多いです。また鏡には強い魔力が宿っているので、鏡面を外側にお腹の中に入れると霊から赤ちゃんを守れるという言い伝えもあります。マタニティ用の喪服には、鏡を入れるポケットがあります。

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