葬儀は非常に費用のかかるセレモニーとなり、その平均額は２００万を超える金額となります。さらに、その後に行われる初七日、四十九日や一周忌などの法要や仏壇、お墓に関する費用が必要になってしまいますので、少しでも費用を浮かすことができれば実践してみることをお勧めします。そのためにはまず、葬儀に関する費用はどういうものがあるのかを知ることが重要といえます。葬儀費用の内訳は祭壇や献花、棺桶、お供えや香典返しなど葬儀に使用する物品費用、会場使用料や通夜振る舞いをはじめとした飲食代、宿泊代など会場に支払う費用、読経や戒名（法名）、交通費など寺院に支払う費用、司会や給仕、運転手などの人件費、火葬場の使用料などになります。

最も高額になるのが祭壇と献花の費用となり、規模が大きければそれだけ費用がかかり、広い会場を押さえるための会場使用料も同様となってしまいます。しかし、祭壇の規模を小さくすることで大幅な費用の削減が期待できるため、適正なものを選択するように心がけておきましょう。また、同じく費用がかかる香典返しや通夜振る舞いの費用を削ることは、おもてなしの配慮に欠けると思われてしまいますので、注意が必要です。喪主は遺族の代表でもあるため、非常識な葬儀を行ってしまえば、遺族全体の評価を下げてしまいます。

参列者への感謝の気持ち、昔からのしきたり、マナー、その土地への風習などを考慮し必要な項目は抑え、省くべきものを省いたプランを選択しすることを心掛けることが重要といえます。